板尾創路（５３）主演で、芦那すみれ（年齢非公表）がヒロインを務める日活ロマンポルノ映画「ジムノペディに乱れる」（行定勲監督）が２６日、初日を迎え、東京・新宿武蔵野館で舞台あいさつが行われた。ロマンポルノ誕生４５周年を記念し、２８年ぶりに５人の監督が新作を手掛けた第１弾。セックスにおぼれる映画監督役の板尾は「射精して帰ってください」と過激なあいさつをした。

　映画学校の生徒役の芦那は、本作で本格的な映画デビューを果たした。撮影は板尾とのぬれ場から始まったといい「大変でした」と振り返った。板尾は「彼女は覚悟ができていた。競馬に例えると、走りたくて鼻息荒くて、騎手としては抑えるのが大変でした」と度胸と意気込みをほめた。

　板尾は「ほぼ毎日セックスしてるなんて実生活でもあり得ない。大変でした」と振り返りながら「人間ドラマに初めて主演させてもらった気がする。原田芳雄さんが『ポルノは機会があったらやっておけ』と言っていた意味が、よく分かった」としみじみと言った。岡村いずみ（２６）、ロマンポルノで人気だった風祭ゆき（６３）らも出席。