堺雅人(43)高畑充希(25)が、12歳差の新婚夫婦役で、映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」(山崎貴監督、12月9日公開)で初共演することが1月31日、分かった。西岸良平氏の人気漫画「鎌倉ものがたり」が原作で、同氏の原作漫画を映画化した「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズのチームが再集結する。

 昨年の大河ドラマ「真田丸」主演俳優、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインが、スクリーンで初共演だ。堺は昨年10月撮了以来、高畑は同8月撮了以来、CM以外の映像作品としては初の撮影に臨んでいる。

 先月23日の初日、堺は「1年半ぶりの撮影初日だったので、新鮮な気持ちで臨みました」とコメント。映画は「ひまわりと子犬の7日間」以来4年ぶりで、さらに生者と死者が交錯する鎌倉が舞台という難しい世界観に挑んでいるが、早くも役柄をつかんでいる。主人公のミステリー作家一色の雰囲気などが山崎監督に似ていることを発見した堺は「これからの演技の参考にします」。

 また高畑にとっても緊張の初日だったが「全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力にすっかり安心しました」と話した。

 4月中旬に撮了し、10月末完成予定。

 ◆「DESTINY 鎌倉ものがたり」 鎌倉に住むミステリー作家一色正和の元に、亜紀子が嫁いでくる。鎌倉には人間だけではなく幽霊、物の怪(け)、魔物が住んでおり、人間の仕業ではない事件も起こる。犯罪研究、心霊捜査にも精通している一色は、亜紀子とともにさまざまな事件を解決していく。堤真一、田中泯、国村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和といった「-三丁目の夕日」や山崎作品常連俳優、安藤サクラ、中村玉緒らが出演。