Perfume(パフューム)がドラマに初主演することが27日、分かった。テレビ東京系ドラマスペシャル「パンセ」で、3月31日深夜0時52分と4月1日深夜1時15分の2夜連続で放送される。

 3人が共同生活と偶然の出会いを通して、夢や仕事、幸福や死といった普遍的なテーマを考え、第2の青春を取り戻す姿を描く。日本テレビ系「野ブタ。をプロデュース」「Q10」などの連続ドラマで知られる脚本家木皿泉(きざら・いずみ)氏がPerfume主演を想定し、書き下ろしたオリジナル脚本。あ~ちゃん(28)がOL、かしゆか(28)が実家の家業手伝い、のっち(28)がフリーターを演じる。

 木皿氏は「Perfumeと聞いて、甘すぎるのも違うし、リアル過ぎるのも違うし、夢みたいだけど実感があるというか。Perfumeにしかできないものを」と企画意図を説明。「パンセ」はフランス語で三色スミレを意味する。木皿氏は「3人にちなんでつけました」とした。

 Perfume役でのドラマや映画出演歴はあるが、3人とも本格的な演技は初めて。同局は1年がかりで、Perfumeを口説き落としたという。あ~ちゃんは「若いころレッスンを受けていたといっても、演技を急にやるなんて、その道のプロの方に申し訳ないし、自信ないし…。でも一生懸命やらせていただきました」。かしゆかは「撮影中はワクワクと緊張が入り交じり、音声さんに心音がすごく聞こえると言われるほどにドキドキしました(笑い)」。のっちは「私たちから生まれた物語。一生の宝物です」とコメントした。

 ◆「パンセ」 OL・どんちゃん(あ~ちゃん)、実家の家業手伝い・おかみど(かしゆか)、フリーター・のりぶう(のっち)は小学校の時、帰り道が一緒で仲良くなった。大人になった3人は非日常を求め、洋館を買うことに。不動産屋に交渉すると驚くほど格安だったが、“力丸”の面倒を見ることが条件だった。3人は二つ返事で快諾、噴水のあるすてきな洋館に引っ越す。だが、そこには大きな落とし穴があった。