俳優神木隆之介(23)主演2部作映画「3月のライオン」前編(大友啓史監督)が18日、初日を迎え、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台あいさつが行われた。

 人気同名コミックが原作で、幼い頃に交通事故で家族を失った孤独な少年(神木)がプロ棋士になり、成長していく姿を描く。神木は「楽しみも不安もいっぱいでしたが、この日を迎えられて、幸せだし、ありがたいなと思いました」とさわやかな笑顔を見せた。

 作品にちなみ、撮影でいとしいと思った人やいとしい瞬間を聞かれると、神木は「染谷(将太)君です。僕がいつも染ちゃん、染ちゃん、と言う方だけど、映画では逆。肩を組んでくれたりして、すごくうれしかったです」と明かすと、染谷は「僕ももちろん神木君。いつも笑顔で迎えてくれて、リラックスできました。相思相愛じゃない」とうれしそうにしていた。

 有村架純(24)は子役の新津ちせ(6)を挙げて「(新津から)魔女って呼ばれているんです。魔女って言いながら、抱きついてきてくれた。天使のようにかわいらしい」と目を細めると、新津は「原作で、(演じた)モモちゃんがそう呼んでいるから」とはにかんだ。

 ほか、倉科カナ、清原果那、佐々木蔵之介、豊川悦司、前田吟、板谷由夏、中村倫也が出席。後編は4月22日公開。