活動を自粛していたロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音(28)が7日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)にゲストコメンテーターとして初出演した。

 番組の冒頭から川谷は昨年のベッキーとの不倫騒動やほのかりんの飲酒問題など一連の騒動について言及した。「テレビでやられているのがオレじゃない感覚だった。自分で話す場面が必要かなと思って。『ワイドナショー』なら大丈夫じゃないかなと思った。メンバーにも迷惑をかけたので」と同番組に出演した理由を説明した。一連の騒動で、自身が話題となっていたワイドショーは「最初は全然、見られなかった」という。

 番組MCの東野幸治やコメンテーター岡副麻希に「騒動も作品に反映させるのか」と問われると「16年1月に(ベッキーとの不倫)騒動があって、混沌(こんとん)としている時期に曲を作っていて。歌詞は書いていたが、ベッキーと会えなかったので、奥さんもいるから、会いたいと言えないし。奥さんと話し合っている途中に気持ちを伝えたくて。まだ好きだったから。同年1月上旬に歌詞を書いて送った」と説明した。同曲は川谷の別バンド「indigo la End」の曲という。

 東野から「奥さんがいるけど好きになってしまったのか」と問われると「そうですね。はい」。また、ベッキーが昨年行った会見は「ベッキーに見ないでくれ」と言われて見ていないとした。川谷は不倫当時、ベッキーを実家に連れていった。「ベッキーさんは行きたくない」と言っていたとし「僕がクズすぎて。一点の曇りもなく、本当に謝りたい。本当に後悔した」と語った。

 一方、コメンテーターのダウンタウン松本人志からタレントほのかりん(20)との交際に問われると「つきあってますね」ときっぱり。川谷は昨年9月に川谷が当時未成年だったほのかりん(20)と一緒に飲酒したことで、昨年12月3日のZepp Tokyoで行われた公演を最後に活動を自粛。アルバム「達磨林檎」の発売も中止していた。その後、今年3月31日に活動を再開することを発表。今月10日に「達磨林檎」をリリースし、同日夜にZepp Tokyoで公演を行うとしていた。川谷はほのかを「(実家には)連れて行ってない」とした。また、活動自粛したことに「未成年の飲酒。法律が絡んでいたので。不倫とはまた違う。僕も責任をみせるべきものがあったので」と語った。

 ベッキーが謹慎中にほのかとの交際をスタートしたことにも言及。「しっかりベッキーとはもう会わなくなっていた。自分の中での時間の流れが世間とは違っていて、自分の中では終わっていた」と説明。また、正式にベッキーとの間で別れの文言はなかったとし「昨年5月の『金スマ』の放送で、話しているのを聞いて、オレはそこで終わったんだなと実感した」とした。

 番組は5日収録された。川谷の地上波のテレビ番組出演は、別バンド「indigo la End」として出演した昨年7月8日のテレビ朝日系「ミュージックステーション」以来10カ月ぶり。川谷は番組の最後、自身のイメージが一人歩きするとし「グループ名が「『ゲスの極み乙女。』でなかったらこんなにならなかったんだろうな」。また松本に「出演してよかったか」と問われると「半分、半分ぐらい。(しまったと思う部分が)序盤にあったと」と笑った。