11日付の米紙デーリー・ニューズによると、ビートルズの元メンバー、ジョン・レノンさんを1980年に殺害したマーク・チャップマン服役囚(53)の5回目の仮釈放申請について、レノンさんの妻オノ・ヨーコさんがニューヨーク州の仮釈放委員会に反対意見を伝えたことが分かった。オノさんの弁護士が明らかにした。

 委員会は今週、申請を審査する予定で、過去4回の申請はいずれも却下。ヨーコさんは仮釈放で自分と2人の息子に身の危険が及ぶ可能性があると主張したという。

 同紙によると、チャップマン服役囚は刑務所で、殺害事件当時に結婚した妻のグロリア・ヒロコさん(ハワイ在住)の訪問を年に1度は受け、独房で一定時間を一緒に過ごすことを認められている。