女優大原麗子(おおはら・れいこ)さんが東京・世田谷区の自宅で亡くなっていたことが6日、分かった。62歳だった。親族が最近、大原さんと連絡がとれなかったため様子を見に行ったところ、亡くなっていたという。

 大原さんは99年ごろからギラン・バレー症候群を患っていた。昨年秋には病気の影響で自宅ガレージで転倒し右手首を骨折した。女優復帰を目指していたが、最近は病気の影響による体力の衰えが隠せず、マネジャーや運転手なども置かなくなっていたという。

 大原さんは64年にNHK「幸福試験」でデビュー。東映入社後は映画「網走番外地」シリーズなどに出演。数多くの映画、ドラマに出演し、和風な美人女優として人気を集めた。ハスキーボイスによるサントリーレッドのCM「すこし愛して、なが~く愛して」のセリフが大流行した。渡瀬恒彦、森進一と結婚していた。

 [2009年8月6日22時41分]ソーシャルブックマーク