BSデジタル放送が10月1日、12チャンネルから24チャンネルに倍増する(ラジオやデータ放送を含む)。既存局の多くは無料放送だが、新設チャンネルの大半は有料。最大1年間無料を打ち出す局もあり、視聴者獲得競争が激化しそうだ。

 新設チャンネルは、有料放送先発局のWOWOWと、映画専門のスターチャンネルがともに、現在の1チャンネルを3チャンネルに増やす他は、CSからの参入組がほとんど。スカパーJSATの調査では、同社のCS「スカパー!e2」の視聴可能世帯約900万に対し、BSは約2・4倍の約2200万と、市場の大きさは一目瞭然だ。

 ただ各局の戦略には違いも。BSスカパー!は「BSはショーケース」と位置付けてCSの目玉番組を軸に編成、CSへの誘導をもくろむ。FOXbs238は海外ドラマなど自社のCSチャンネルとは異なる番組を中心に編成し勝負に挑む。

 スポーツのJSPORTS、アニメのBSアニマックスといった専門チャンネルは、基本的にCSと同内容だ。

 今回のチャンネル増は、7月にBSアナログ放送が終了したことで電波が空いたことなどによる。地上放送デジタル化の過程でBSが受信できるデジタルテレビも普及。ケーブルテレビ対応のマンションも増え、手軽に見られる環境が整った。

 各局が視聴者獲得にしのぎを削る中、FOXbs238は来年9月まで無料放送、BSスカパー!も登録すれば同じく1年間、無料となる。

 来春にはディズニーチャンネルなど7チャンネルがさらに開局する。(共同)