オードリー春日俊彰(33)が時代劇に初挑戦することが3日、分かった。忠臣蔵をテーマにしたNHKBS時代劇「薄桜記」(13日スタート、金曜午後8時)で、浅野内匠頭を演じる。出演は、8月24日放送の第7回「殿中刃傷」で、江戸城松の廊下で吉良上野介を切りつけるシーンなどを演じている。

 収録前の春日は、いつものように上から目線で言った。「他の役者さんの危機感を感じる。どえらい新人が出てきたと。主役を食っちゃうな」。もっとも、この役はNHKでは、尾上梅幸、片岡孝夫ら5人の名優が演じており、周囲は「春日でよかったのか」と心配していた。しかし、佐野元彦制作統括は「浅野内匠頭の極端な感情を自然に演じてくれそう」と、春日を大抜てきした。

 そんな親心を知ってか知らずか、春日は「3、4年後は大河の主役。相手役は松坂慶子、市原悦子、沢口靖子など大御所とやり合いたい。勝負ですね」と調子に乗っていた。