公演活動を休止していた世界的な指揮者の小澤征爾さん(77)が27日夜、京都市で開かれた「小澤征爾音楽塾」の特別演奏会で、約10分間の「エグモント序曲」(ベートーベン作曲)を指揮することになった。

 小澤さんが観客の前で指揮をするのは、昨年1月の水戸室内管弦楽団の公演以来、約1年2カ月ぶり。

 演奏会は、若手演奏家の教育を目的に開催。新進の指揮者垣内悠希さんによる演奏の後、アンコールとして小澤さんが指揮をする。

 小澤さんは2010年に食道がん摘出手術を受けた。「体力の回復に専念する」として昨年3月に公演活動の休止を発表していた。総監督を務める「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」(長野県)で8月に、活動を本格的に再開する意向を示している。