水島新司氏(74)が描く人気野球漫画「あぶさん」が来年2月5日発売のビッグコミックオリジナルで最終回を迎えることが20日、出版元の小学館から発表された。

 41年続いた漫画「あぶさん」の完結について、作者の水島新司氏(74)が小学館を通じてコメントを寄せた。

 「『あぶさん』は実際のプロ野球をリアルタイムで漫画化した初めての作品だったと思います。しかも、主人公の景浦安武は、プロ野球選手として実在の選手たちと勝負してきました。数え切れないほどの多くのプロ野球選手の皆さんから応援と協力をいただきながら、この作品は育ってきたように思えます。長い長い41年間でした。最終回まであと3話です。2014年2月5日発売の『ビッグコミックオリジナル』4号誌上にて、読者の皆さまにはあらためてごあいさつさせていただきます」。

 水島氏は連載終了まで執筆に専念して、取材対応などは遠慮する方針だという。