元タレント小向美奈子(23)が、警視庁大崎署に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されていたことが23日、分かった。「覚せい剤のことは知りません」と容疑を否認しているという。

 調べでは、同容疑者は昨年6月下旬、知人の30代男とともに、東京都新宿区にある男の自宅マンションで微量の覚せい剤を所持した疑い。手製の吸引器具にごく微量の覚せい剤が付着していた。

 大崎署が昨年6月、この男を住居侵入の現行犯で逮捕。自宅マンションを家宅捜索中に覚せい剤所持も発覚した。男が「小向容疑者と覚せい剤を使用していた」などと供述したことから、同署では小向容疑者を共犯とみて逮捕状を取って行方を追っていた。警視庁の捜査員が22日午後8時30分ごろ、東京・港区六本木の路上で同容疑者を発見。大崎署に任意同行して逮捕した。

 小向容疑者は15歳でグラビアアイドルとしてデビュー。童顔と巨乳のミスマッチが話題となり、写真集やバラエティー番組などで活躍したが、昨年9月に所属事務所から契約を解除された。事務所では「体調が悪かったり精神的に不安定なこともあって音信不通状態が続いた。仕事に支障をきたしたので契約を解除した。逮捕は報道で知り、すごく驚いている」と話す。同容疑者は昨年11月「副業は売春という悪夢」のタイトルで、芸能界に売春ネットワークがあるとの告白記事を週刊誌に掲載していた。

 [2009年1月24日6時44分

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