大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。

 白組司会の嵐は、リハーサル初日からフル稼働した。紅組司会の松下奈緒(25)とともに、一日中出場歌手との面接を行い、合間には楽曲「2010紅白オリジナルメドレー」と企画コーナー「僕たちのふるさとニッポン」のリハーサルを行った。

 メドレーは特に入念なチェックを行った。今年のオリコン年間ランキングで3、4位を占めた「Troublemaker」と「Monster」の2曲を披露する。持ち時間は初出場した昨年と同じ約5分。平均持ち時間は約3分だけに、今年もたっぷり時間が設けられた。大多数の歌手に割り当てられたリハーサル時間は10分前後だったが、嵐のリハーサルは40分にも及んだ。

 企画コーナーでは、メンバーがそれぞれ各地を訪れた映像を紹介。嵐が中心となって、小山薫堂氏が詞を書き下ろした「ふるさと」を他アーティストと歌う。

 フル稼働にも、メンバーは元気いっぱい。二宮和也(27)から「かみ倒していた」と指摘された相葉雅紀(28)は「テンションを必死に抑えているところです」。櫻井翔(28)は「勝手がだいぶ違って緊張しますが、五木ひろしさんら大先輩から『頑張って』とエールを送られて心強かったです」と笑顔を見せた。

 [2010年12月30日12時0分

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