原作とされる漫画家鈴木由美子さん(51)から上演差し止めを求められている韓国女性グループ、KARAのギュリ(23)主演舞台「美女はつらいの」(大阪松竹座、10月8日~11月6日)について、松竹は17日、マスコミ各社に送付した文書に「予定通り公演を行う所存です」とつづり、開催の意向を示した。

 申し立ては14日、鈴木さんの著作権を管理する講談社から東京地裁に行われ、15日には第1回審尋があった。連休明けにも次回審尋が予定され、松竹側によると、早期に地裁の判断が出そうだという。講談社側の申し立てによると、原作とされる漫画「カンナさん大成功です!」について、舞台化の合意がないまま韓国の製作者が韓国で上演、日本公演も話がまとまっていない、としている。松竹側は文書でも「韓国の製作者から上演権を獲得したもので、本来なら講談社は韓国企業と争うべき」と主張している。