来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の福島ロケが13日に行われ、主演の綾瀬はるか(27)が、共演の西島秀俊(41)長谷川博己(35)玉山鉄二(32)とともに参加した。

 福島は、同ドラマの舞台で、綾瀬は新島襄の妻で会津藩出身の八重を演じる。収録後の会見ではおもむろに「ありがとなし(ありがとう)」「ごめんなんしょ(ごめんなさい)」「にし(あなた、おまえ)」と地元の会津弁を披露した。「普段から使うようにしています」と言うが、関係者によると、年上の西島に「にし」と呼びかけてしまうこともあるという。「天然」と言われる綾瀬らしい振る舞いだが、「おまえ呼ばわり」と「呼び捨て」となることから、周囲からやんわり注意されたこともあるという。

 綾瀬は7月末から方言で書かれた台本と、せりふが録音されたテープを受け取り、会津弁と向き合っている。今月10日に福島入りしたが、土産店に行った際に会津弁を使ってみた。店員はからかわれていると思ったのか、驚くばかりだったという。綾瀬は必死の形相で「からかってませんので会津弁で返してください。勉強したいんです」と訴えたという。

 思い入れは強い。東日本大震災から1年半が経過した11日に撮影に参加した綾瀬。「幕末の激動という苦しい中を乗り越え、前を向いて歩こうとした八重の生涯、会津の方の生きざまを見ていただき、(福島や東北の)力になれたら」と強いまなざしを見せた。【三須一紀】