近藤真彦(49)が新曲で、ジャニーズ事務所の後輩、滝沢秀明(31)をバックアップする。近藤が1年3カ月ぶりとなる51枚目のシングル「千年恋慕(せんねんれんぼ)」を来年2月26日にリリースすることが11日、分かった。同曲は滝沢主演のNHK時代劇「鼠(ねずみ)、江戸を疾(はし)る」(来年1月9日スタート、木曜午後8時)の主題歌に起用されることが決定。近藤は「どこか懐かしく、最高の仕上がりになりました」と手応えを口にしている。

 「鼠-」は赤川次郎氏の原作をもとに腐敗した武家社会に憤る一方、庶民への優しい心遣いを備え、武家から奪った金品を庶民に還元する男の活躍を描く。滝沢が主人公の鼠小僧を演じる。新曲は同ドラマ主題歌を前提に書き下ろされた。

 EXILEのヒット曲「Ti

 Amo」の作曲などで知られる作曲家、Jin

 Nakamura氏(年齢非公表)が作曲を担当。近藤が直接、ヒットメーカーとして知られる同氏に、楽曲提供を依頼したという。ギターとアコーディオンが絡み、哀愁を帯びた疾走感あふれるポップスに仕上がった。制作側は新曲について「闇の顔を持つ鼠小僧を描くドラマの世界観に近藤の大人の色気を盛り込んだメッセージソングに仕上げました」と説明する。

 近藤が時代劇の主題歌を担当するのは初めて。連ドラ主題歌は、近藤主演の98年フジテレビ系「ドンウォリー!」の「KING

 and

 QUEEN」以来約16年ぶりとなる。近藤は「(作曲の)Jinさんとは、いつかいい仕事をしたいねと、このお話をいただく1カ月前に食事をしたばかり。こんなに早くチャンスをいただき、感謝しています」と話している。

 滝沢は先輩のバックアップについて「粋な鼠小僧と力強いマッチさんの歌声が非常にマッチしていて、とても心強い限りです。江戸時代の情景に『千年恋慕』による映像での共演、とてもうれしく思います」と喜んでいる。