KAT-TUN亀梨和也(28)が、来年1月期のテレビ朝日系連続ドラマ「セカンド・ラブ」(金曜午後11時15分)に主演することが24日、分かった。脚本はNHK「セカンドバージン」などで知られる大石静氏が手掛けた。主人公が年上の高校教師と激しい恋に落ち、年齢差やかけ離れた生活環境、価値観の相違、修羅場などいくつものハードルをともに乗り越えながら、愛だけに走っていく捨て身の人生を描く。亀梨は年上女性とのいちずな恋愛に突き進むコンテンポラリーダンサーを演じる。

 中川慎子プロデューサーは「失うことを恐れず、全員が捨て身で挑む大人たちの『激愛』の物語です」と話す。亀梨の起用を「(演じる)慶は情熱的で無垢(むく)でそれゆえに少し冷酷で、ある意味、女性の願望のかたまりのような青年。説得力を持って体現できる20代男性は亀梨さんしかいない」とした。亀梨と恋に落ちる年上の高校教師を深田恭子(32)が演じる。

 亀梨は、同局連続ドラマ初出演で初主演。これまで多くのドラマや映画に出演してきたが、本格的なラブストーリーは意外にもそれほど多くないこともあり、「大人の恋愛を描く作品への出演が決まった時、僕で大丈夫ですか?

 と思いました」。それでも「慶は大胆さと繊細さを兼ね備えている男。僕も恋をしたら一直線タイプですが、慶は僕以上にすごいと思います」と役柄のイメージは既につかんでいる。さらに「慶のような肉食系男子を新鮮に感じてドキドキしてくれたらうれしい。『夜メロの亀梨』と呼ばれるような、新たな雰囲気をまとっていきたいです」と新境地開拓への期待を膨らませている。

 相手役となる深田は、「大石さんの描き出す繊細で情緒豊かな女性にどこまで近づけるのか、今は不安と期待が入り交じっていますが、精いっぱい演じていきたいと思います」と話している。