レオナルド・ディカプリオ主演、ジェームズ・キャメロン監督が豪華客船の悲劇を描いた映画「タイタニック」(97年)の3D版の試写会が2月14日に日本、米、英、フランス、ドイツなど10カ国で世界同時開催されることが26日、分かった。日本では東京、名古屋、大阪、福岡、札幌が会場で、時差のため世界で最も早い試写になる。今年はタイタニック号就航100周年に当たることもあり、3D化が決まった。

 キャメロン監督は「劇場のスクリーンサイズで生きる作品。沈没の瞬間などが細かくインパクトある映像になった」と説明した。3D化だけで製作費14億円以上といい、劇場公開も全世界同時で4月7日に決まっている。

 「タイタニック」は全世界で興収約18・4億ドル(約1380億円)を記録、キャメロン監督の「アバター」が抜くまで史上最高興収だった。日本での262億円は現在も、外国作品の興収1位を維持している。