東京都の小池百合子知事は18日午前、リオデジャネイロ五輪閉会式に出席するため、羽田空港から現地へ飛び立った。

 メーンイベントは、閉会式で、次期開催都市のトップとしてリオ側から五輪旗を受け取る「フラッグ・ハンドオーバーセレモニー」。世界中に発信される大PRの場になる。

 小池氏は、注目されている閉会式でのファッションについて詳細な説明は避けたが、「日本をしっかりPRできるような服装。『日本の勝負服』です」と述べた。都知事選期間中は「百合子グリーン」の緑を勝負服にしただけに、緑色をモチーフにしたものになる可能性もある。

 一方、現場にいた報道陣からは「日本の勝負服」と聞いて、「着物を着るのだろうか」などの声も飛び交った。

 小池氏は「ハンドオーバーセレモニーでは、五輪旗をしっかり受け継いで参りたい。しっかり受け継いでまいりたい。衣装もさることながら、足をしっかり踏ん張って、よろめかないようにしたい」と、世界のスポーツの祭典で、大舞台に臨む意気込みを示した。

 現地ではこのほか、競技会場などを回り、移送やインフラ、セキュリティーなどの実態を視察する。リオ市長とも会談する予定。24日に帰国する。