福原愛(27=ANA)石川佳純(23=全農)伊藤美誠(15=スターツ)の日本女子がシンガポールを3-1で下し、銅メダルに輝いた。ロンドン五輪の銀メダルに続く2大会連続のメダル獲得。前日15日に決勝進出を決めた男子に続き、日本初となる男女アベックメダルを達成した。

 試合後に記者会見が行われ、福原は「ものすごくうれしいんですけど、正直、信じられない気持ちでいっぱい。夢じゃなければ、いいな」と涙で赤くなった目を細めた。石川は「ホッとしました。何とか連続でメダルを取って帰ることができて、うれしいです」。伊藤も「取る取らないでは大違いなので」と安心した。

 7月に出身地の仙台で合宿を張った福原は、東日本大震災の被災地へ2大会連続のメダルを届けた。「(伊藤との)ダブルス合宿でしたが、被災地の子供たちが練習を見に来てくれてパワーをもらった。メダルの色は前回よりも悪くなってしまったんですけど、約束を果たすことができてホッとしました。早く仙台に帰って、みんなの喜んだ顔が見たい」と笑顔で話した。