岡田氏コンデュに牧場かける/ジャパンC
<ジャパンC>
ジャパンCの外国馬の目玉コンデュイット(牡4、英国)を種牡馬として購入したマイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏(59)は、東京2400メートルへの適性を保証した。ブリーダーズCターフを連覇後、自国に帰って中2週の強行軍が鍵。
日本で種牡馬になる外国馬がジャパンCを引退レースにする場合、名前を売るための“顔見世興行”の色合いが濃くなる。しかし、コンデュイットの場合は違う。岡田氏は種牡馬としての権利は買ったが、今回の出走にはタッチしていない。現役でいる限りは現オーナー(バリーマコールスタッド)の所有。つまり宣伝ではなく、スタウト師が純粋に1着賞金2億5000万円とボーナス1億3000万円(キングジョージとBCターフ優勝による褒賞金)の計3億8000万円を狙ってきた。7日のBCターフ後、英国に戻って、再び日本遠征という強行日程が最大のポイントとなる。
岡田氏 楽ではないと思う。どこまでタフで、体調が回復しているか。実際、体調を見抜くのは難しい。ただ、ジャパンCは人気通りにはこないことが多いですが、実力がないとこれないレースでもある。
昨年のBCターフ(2400メートル)では、後方から差し切った。勝ち時計は2分23秒4、今年も2分23秒7で走っている。速い時計にも十分対応できる。
岡田氏 昨年、直線で5頭ほどを差し切ったときの瞬発力はすごかった。東京の2400メートルはステイヤーの資質も持っていないと勝てないが、コンデュイットにはぴったりだと思う。
国内外を問わず種牡馬導入を積極的に進めてきた岡田氏は、コンデュイットの種牡馬としての可能性に最大級の評価をしている。血統、馬体に加え、BCターフ連覇、キングジョージ制覇などの競走実績から、サンデーサイレンス(SS)系に対抗しうる素材と感じての購入だった。
岡田氏 (父の)ダラカニに魅力を感じていた。欧州で屈指の種牡馬だと思う。その父のダルシャーンは「重い」といわれるが、そうは思わない。筋肉の収縮、バネが強く、すごい瞬発力がある。コンデュイットも同様。牧場の命運をかけるくらいの気持ちがある。SS系の種牡馬に対抗できる馬はそうはいないが、数少ない1頭だと思う。
10月の凱旋門賞後に、英国で馬を見て交渉した。昨年に興味を持ちながらオファーを控えた経緯があったが、今年は幸運もあった。凱旋門賞と同時期に、英国のセリに出掛けていた。
岡田氏 現地のエージェントにコンデュイットの着順を尋ねたら「2着と接戦の3着(実際は4着)」という答えが返ってきた。レース2日後くらいで馬はすでに英国に戻っていて、セリ会場から車で8分の場所にいるという。すぐに見に行きましたね。
昨年はビデオに写った馬体を見て評価を下げたが、実際は違った。馬を見る際の重要なポイントの1つに、飛節を挙げる。
岡田氏 飛節(の角度)が深い馬は敬遠する。ビデオは狭い場所で撮影したのか、馬が警戒して腰を低くして、飛節が深く見えた。でも、実際には飛節も筋肉の質も素晴らしかった。
コンデュイットの資質、日本での適性は、岡田氏が誰よりも評価。その潜在能力に大きな期待を寄せている。【大滝貴由樹】
[2009年11月27日8時22分 紙面から]
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