浦和MF武藤雄樹(26)が、すしで初の代表入りを祝った。

 23日に発表された、8月2日開幕の東アジア杯の日本代表メンバー23人に、MFとして選出された。24日の練習後には、テレビも含めた多くの報道陣に取り囲まれた。「代表は夢だったので、家族も喜んでくれました」と武藤。夫人の両親が準備してくれたすしを囲んで、お祝いをしたという。

 去年まで所属した仙台、そして浦和のサポーターの間では、武藤がゴールを挙げるたびにすしを食べて祝う習慣がある。そして「武藤がすしをもたらす」などといったコメントと一緒に、自分が食べたすしの写真をSNSでアップするのが流行している。浦和が無敗で第1ステージ優勝を決めた際には、最終節で武藤が2得点を挙げたこともあり、さいたま市内のスーパーではすしが売り切れた店舗もあったという。

 武藤は「代表入りのチャンスは、そう多くはないと思う。結果を出して、何とか定着につなげたい。日本のみなさんに自分のプレーを知ってほしいので、頑張りたいです」と意気込んだ。代表でもゴールを挙げ、浦和、仙台のサポーターだけでなく、日本全国のサッカーファンに「すしをもたらす」つもりだ。