リオデジャネイロ五輪に臨むU-23(23歳以下)日本代表候補は13日、静岡市内でJ2清水と練習試合を行い、後半頭から出場したMF野津田岳人(21=新潟)が後半25分に同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。昨年12月、右膝の負傷で代表から遠ざかっていたが、再び巡ってきたチャンスで、生き残りをアピールした。今日14日に五輪1次リーグの組み合わせ抽選が行われ、メンバー選考が本格化する。

 けがでリオ五輪アジア最終予選を棒に振った野津田が、悔しさを晴らす一撃を決めた。0-1の後半25分。MF鎌田の素早いリスタートから、裏に抜けた野津田が左足で冷静に押し込んだ。「相手が止まっていたので走り抜けようと。相手の隙を突けたのは成長した部分」と、したたかなゴールを自画自賛した。

 背水の陣で臨んだ合宿だった。3月に出場機会を求め、広島から新潟に期限付きの移籍をした。新天地ではナビスコ杯、リーグ戦の2試合合計69分の出場で得点はなし、シュートも0本に終わっていた。五輪に生き残るためにも、再招集された今回は結果にこだわっていた。「ここでどれだけアピールできるか、勝負だと思っていた。1つ結果を残したのは、自信になった」と手応えをつかんだ。手倉森監督も「もってるね」と、その勝負強さに目を細めた。

 J2のサブメンバー相手に、勝ち越せなかった課題は残り「もっとチームで試合に出て攻撃力を高めていかないと」と反省も忘れない。リオ五輪の組み合わせ抽選は今日14日。「世界の強い国とたくさんやって勝ちたい。その前にしっかりメンバーに選ばれないと」と気を引き締めた。【岩田千代巳】