日本女子代表なでしこジャパンの新監督に、女子U-20(20歳以下)代表を率いる高倉麻子氏(48)が就任することが25日、分かった。新体制が発足した日本協会女子委員会の初会議が同日、東京・本郷のJFAハウスで行われ、関係者によると、外国人を含む複数候補の中から高倉氏に絞られた。会見した今井純子女子委員長(50)は名前を伏せた上で「一本化しました」と明言。来月19日の理事会を待たずに決定する権利を持つ田嶋会長と、今日26日に会って高倉氏を推す。
委員会では、9季にわたって指揮した佐々木前監督の後任の条件について「日本人女性の強みを生かし、世界で勝てる」「若手の登用を実現できる」などの項目を挙げて話し合われた。14年U-17W杯で日本を初優勝に導いた高倉氏が合致。承認されれば来月中にも女子代表初の女性監督が誕生し、6月上旬に行う米国との親善試合が初陣となる。
今井氏は、自国開催の20年東京五輪の目標を「優勝」と定め「(3月のリオ五輪アジア最終予選で)敗退した課題を総括し、築き上げてきたスタイルを磨きたい」と説明した。重責を担う高倉氏は、11月のU-20W杯パプアニューギニア大会まで同代表の指揮に専念したい意向を表明していたが、委員会の提案を受け入れて兼任するとみられる。
◆高倉麻子(たかくら・あさこ)1968年(昭43)4月19日、福島県福島市生まれ。福島成蹊女子高、和光大から読売ベレーザ(現日テレ)。89年、日本女子リーグの開幕戦で初代得点者になった。通算226試合44得点。代表は91、95年の女子W杯に出場(95年8強)。96年アトランタ五輪も経験した。国際Aマッチ通算79試合29得点。04年の引退後は普及に努め、13年からU-16代表監督。現在はU-23代表も兼任。夫は東京Vの竹本一彦GM。


