日本サッカー協会の小倉純二会長は4日、南米サッカー連盟の本部のあるアスンシオンでニコラス・レオス会長と会談し、日本代表の南米選手権(7月・アルゼンチン)出場辞退を伝え、了承を受けた。小倉会長は開催国の理解を求めるため、5日にアルゼンチン入りする。

 日本は1999年以来2度目の招待出場が決まっていた。しかし、東日本大震災の影響で延期になったJリーグの試合が7月に組み込まれることになり、国内の主力選手による代表の編成が困難になった。日本協会は欧州クラブ所属の選手中心で出場することなども検討したが、最終的に断念した。

 日本は1次リーグでコロンビア、ボリビア、アルゼンチンと対戦予定だった。

 中南米各国のメディアによると、日本の代わりに出場するチームの候補として、スペイン、コスタリカ、カナダ、米国、オーストラリアなどが浮上している。