日本サッカー協会は1日、交渉中だったなでしこジャパン佐々木則夫監督(54)の続投を発表した。この日、東京・文京区のJFAハウスで会見。佐々木監督は「次のW杯カナダ大会優勝を目指してスタートしたい」と決意を新たにした。8月11日にロンドン五輪から帰国後、正式に続投オファーを受けたが「(07年12月から)チームを率いてきた節目の中で、選手たちにメダルをかけてあげられて安堵(あんど)していた。今後も継続して情熱をもって次のステップにいけるかどうか、最初は自信が無かったのも現実。いろいろな人からの声で、そんなに期待されているのかというのを感じた。(なでしこジャパンを)改善、修正、日本女子サッカー界の発展にさらに寄与できるのかを自問自答していた」と悩んだ約3カ月を振り返った。

 上田栄治女子委員長(58)も「15年W杯、16年(リオデジャネイロ)五輪で優勝。その目標を達成するために続投をお願いしました」と期待。コーチ陣らスタッフの決定に関しては「12月くらいかな」と、今後、指揮官と相談しながら検討していく。