サッカーのかりはサッカーで返す-。アジア杯オーストラリア大会で準々決勝敗退した日本代表のMF長谷部誠(31=フランクフルト)が27日、所属クラブに合流するため羽田空港から渡欧した。

 昨夏のW杯ブラジル大会での惨敗に続き、アジア杯でも決定力不足に泣き敗退したことに「最後のところで決めきれなかったのが敗因。今回はW杯と違ってアジアの戦い。そういう意味でも非常に情けない。自分たちの力のなさに落胆する気持ちは強い」とあらためて悔しさをあらわにした。その上で「W杯でみなさんを失望させて、アジア杯でも失望させた。これを取り返すためにはサッカーしかない。個人的には週末のリーグ戦から。立ち止まることはできないと思う」と汚名返上への覚悟を示した。