日本協会の大仁邦弥副会長(63)は25日、団長を務めた北京五輪男女代表の問題点、今後への課題などをまとめた報告書の内容を公表した。犬飼会長、男女の反町、佐々木両監督らとの検証会議の内容をまとめたもので、大会終了から1カ月の早さで団長が公表するのは異例。ただ、具体的な強化策については「これを元に技術委員会で考える」(大仁副会長)とした。

 12年ロンドン五輪への課題について、3戦全敗に終わった男子は(1)早期のスタッフ決定(2)20~23歳の強化(3)オーバーエージ選手起用についての早期の決断(4)核となる選手の固定、などがあがった。また、4位と健闘した女子についても(1)若手選手の育成(2)Lリーグのレベルアップなどが必要とされた。