関塚ジャパンがまさかのドタキャンを食らった。日本協会は4日、親善試合のU-22(22歳以下)日本代表-U-22サウジアラビア戦(9日、サウジアラビア・ダンマン)がサウジアラビア協会側の申し出により、急きょ中止になったと発表した。

 まさに青天のへきれきだ。日本協会の田嶋幸三副会長(53)によると、サウジ協会から中止を告げるメールが届いたのが、この日の午前9時。日本協会は至急、バーレーンに向けて出発直前の関塚監督らU-22代表関係者に事実のみを伝え、サウジ協会に状況確認と試合開催の再考を求めるための連絡作業に入った。

 ようやく午後4時ごろに連絡が取れ、サウジ協会から「3日の協会内の会議で、各年代の代表の国際試合が禁止された」と理由を説明され、試合開催が不可能な状況だと再度通告された。アジア杯惨敗でアブドラ国王が同協会のスルタン会長を更迭。後任にナワフ王子が就任したが、協会内の混乱が収まっていないことも原因の1つとみられる。

 日本協会はアジア杯期間中にサウジ協会に2度も親善試合開催の確認を取り、「開催する」と回答を受けていたが、この状況に。原強化担当技術委員長が「何とか2試合できるように調整する」と話したように、今後はバーレーンに先乗りしている関係者と連動し、調整に乗り出す。

 12日に対戦するU-22バーレーン代表との2連戦、バーレーンのクラブチームや他国との対戦など、複数のプランが浮上。だが、6月のロンドン五輪アジア2次予選に備え、中東対策のための親善試合のうち1試合が中止となり、関塚ジャパンにとって大きな痛手になりそうだ。【菅家大輔】