日本代表の主力がMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)を歓迎した。今日3日に合流し、前日練習だけでオーストラリア戦を迎える「ぶっつけ本番」となるが、DF長友佑都(26=インテルミラノ)は「彼(本田)が入ることで、チームがメンタリティー的に引き締まる。発言、振る舞いを(選手たちが)意識している部分もありますから」と、本田の存在感を強調。FW香川真司(24=マンチェスターU)も「日程的にハードだと思うが、全員がそろってやれることはいいこと」と、前向きにとらえた。

 本田を含めた、この3人が日本浮沈の鍵を握ると言っても過言ではない。前回のW杯最終予選ヨルダン戦(3月26日)は本田、長友を欠く中、香川が1点マークしたが、敗戦。ただ、ホームで3人そろって先発すれば7勝1分けと、無敗を誇るトライアングルだ。香川が「みんな信頼を置いている」と言えば、長友は「彼がきてから、僕らが進むべき道を話し合いたい」。時間は限られているが、濃密なコミュニケーションを図り連係を深めるつもりだ。