浦和レッズが今季初の連勝を飾った。ジェフユナイテッド市原・千葉を2-0で撃破。田中達也暫定監督(43)が、就任2戦目も白星を手にした。

2-0で勝利した川崎フロンターレ戦から先発を3人変更。トップ下にMF安部裕葵(27)、ボランチにMF植木颯(22)を初めて先発で起用。今季4ゴールのFW肥田野蓮治(22)を先発に復帰させた。

田中暫定監督は中2日の日程、交代などさまざまな要因を含めたメンバー選考としつつ「僕がこの4カ月見てきた中の、今日のスタメンだった」と、U-21監督兼アシスタントコーチとして選手を見てきての判断と説明した。

起用で重視するポイントには、個々の強みに加えて「足を止めないこと。ボールを奪われた時に、しっかりチームのために走れること」を挙げた。試合は“非日常”だとして「日常が非日常に表れる。しっかりアピールした選手をメンバーに入れたい」と練習など試合以外の部分も重視する方針を示した。

先発したFW肥田野は「達也さんは常に、一番コンディションがいい選手を選んでくれている」と信頼を明かした。前節川崎戦は先発を外れていたが、翌日のミーティングでは「サブメンバー練習だったが『試合に出ていない選手でも、顔つきは見ている』と言われた。連戦なので、11人だけで戦えるわけじゃない。チーム全体で、全員で戦うと、そういう選手を使ってくれている」と説明した。

「今日またチャンスがあると思って練習から必死に取り組んでいた。そこを評価していただいて、今日はスタメンで使われたと思う」と胸を張った。

アシスタントコーチ時代から、FWとしての動き出し、ゴール前でのポジションどりなど指導を受けてきた。「個人の自主練で、シュートを見てくれたり。クロスの入り方を自分から聞きに行ったりとか。いろいろ吸収できることは多い」と喜んだ。

この日は、相手を分析したうえで「フロンターレより前から来るチーム、守備で走ってくるチームだったので、つなぐだけじゃいけない。『自分が一回背後でひっくり返してから前進する』と伝えられていた」と指示の内容を明かした。得点はなかったものの、ルーキーは前線で体を張り、連勝に貢献した。【飯岡大暉】