鹿島が協会にACL優先の協力を要請する。アウェー北京国安戦の敗戦から一夜明け、24日に帰国。1次リーグ突破の行方は5月21日の最終戦ナムディン戦までもつれ込むことになったが、問題は同20日に開幕でU-23代表が出場するトゥーロン国際大会(フランス)と日程が重なること。協会は代表優先の方針を伝えているが、鹿島としても戦力を落とせない状況になっている。

 鈴木満取締役強化部長は「時期が来たら話し合わないといけない」とクラブ側のスタンスを伝える意向だ。DF内田、伊野波、FW興梠ら重要な戦力が代表候補となるだけに、簡単には引けない。北京国安戦ではDF新井場が左太もも裏肉離れで復帰に約10日間、MF本山も左太もも打撲で27日の大宮戦出場が微妙。台所事情が苦しい上に過密日程を戦うため、戦力を簡単に送り出すことはできない現状だ。