浦和MFポンテが、17日のACL準々決勝第1戦アルカディシア戦の鍵に「遠めからの積極的なシュート」を挙げた。ACLの使用球はナイキ社のもので、Jリーグのアディダス社の球に比べて、重くて弾力のあるという特徴を踏まえたもの。「シュートがぶれるからGKにとってすごく嫌なボール。ミドルを積極的に打つべきだ。FKでもチャンスが広がる」。実際にポンテは昨年大会決勝セパハン戦では、ペナルティーエリア外からのシュートでゴールを決めている。

 DF闘莉王は使用球について「よく弾むから守る方は嫌だね」と守備でのマイナス面を認めると同時に、「去年1年で慣れた」と力強い。そのボールで昨季12戦負けなしで戦い抜いた自信は大きい。浦和にとって敵地での初戦だが、守りに入らず、積極的にミドルシュートを打って、勝機を手繰り寄せるつもりだ。(クウェート市=栗田成芳)