<アジアCL:(4)浦和2-0アルカディシア(クウェート)(3)>◇準々決勝第2戦◇24日◇埼玉※カッコ内は2戦合計点

 強行出場の浦和DF闘莉王が「恩師」との約束を守るトドメの一撃を決めた。後半9分、ポンテのFKをペナルティーエリア左付近で受けると決意した。「1点では分からない。2点あれば守り切れる」。太もも裏を痛める右足で思い切り蹴った。「思い切り打った」1発は、勝負を決める追加点につながった。

 試合前、浦和社長時代から尊敬する日本協会の犬飼会長に「1点取ります」と予告した。同会長が「あんな発言は珍しい」と明かすほど闘将は集中した。前日ミーティングでエンゲルス監督に「ケガをしている選手がいるけど準々決勝。みんな出ないといけない」と鼓舞された。あらゆる治療を受けてピッチに立った闘莉王は「(トレーナーの)野崎さんのおかげでボロボロの足を戦える足にしてくれた。(犬飼)会長に言われれば頑張るしかない」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 17日の第1戦での3失点に責任を感じていた。「ホリ(堀之内)の退場も自分の責任だった。これでチャラぐらいかな」と照れ笑い。1週2戦ペースで28日名古屋戦以降も連戦続き。来月8日からはG大阪とのACL準決勝も控える。試合中に右足を打撲したが、闘将は戦い続ける。