新生セレッソの看板は俺が背負う! J2C大阪FW玉田圭司(34)が2ゴールを挙げ、今季初勝利に導いた。貴重な先制弾で移籍後初得点。大宮に同点に追い付かれた後、後半終了間際に直接FKを決めた。DF扇原貴宏(23)のスーパーゴールでダメを押し、最高の形でホーム開幕戦を制した。
目の覚めるような1発だった。同点で迎えた後半終了間際。ゴールまで約25メートルの位置で、玉田が倒されFKを獲得。ボールをつかむと離さなかった。FWフォルランが駆け寄り「チョット遠イネ」と日本語で話しかけてきた。「遠くないよ。俺が蹴る」と返し、左足で直接ゴールへたたき込んだ。「気持ち良かった。感覚的にいいボールが蹴れそうだと思った。自分が取ったFKだったし、少し遠いと思ったけど蹴りたかった」。
先制点も鮮やかだった。後半8分、ペナルティーエリア内でFW関口からダイレクトのパスを受け、DFの背後に抜けて最後はGKとの1対1を左足で制した。「クニ(関口)から来ると思っていたので自然と体が動いた。思った通り」。存在感抜群の2発だった。
ホーム開幕戦で06年、10年と2大会連続W杯に出場した元日本代表のベテランが、不安を抱えていた。C大阪のファンは自分の事を受け入れてくれるのか-。それを自ら一蹴した。「これで自分のことを認めてもらえた。結果を出すことで愛される存在になると思う」。スタンドのやまない拍手が、セレッソの一員であることを語っていた。心強いストライカーがいる限り、J1昇格は1歩ずつ近づいていく。【小杉舞】



