仙台はホーム神戸戦でスコアレスドローに終わった。
18歳MF茂木駿佑のシュートに観衆がくぎ付けとなった。両者無得点の後半21分、ミドルシュートが緩やかな放物線を描き、ゴールポスト上をかすめるようにして飛んだ。ゴールにはならなかったが、見る者を魅了するシュートだった。スコアレスドローに「負けなかったというより、取れなかったという悔しさの方が大きい」と唇をかんだが、アグレッシブなプレーで今季ホーム4戦負けなしに攻守で貢献した。
ルーキーながら開幕スタメンを果たし、すでに公式戦7戦で先発出場。攻撃の起点となるMF梁や野沢らベテラン陣とともに、第一線でプレーを続けることで力を付けてきた。この日は初めて先輩たち不在の中で右サイドハーフを務めたが、チーム最多5本のシュートを放ち、CKとFKキッカー役も担った。「練習からやってきたことが出せた。特徴は生かせたかな」。守備でもミス後の対応、対人での強さが1戦ごとに増してきた。
4日の清水戦後に渡辺監督からマンツーマン指導を受け「前半から飛ばしていこう」と大暴れした。「勝利に貢献するプレーとミス後のリカバーをしっかりやろう」とアドバイスを受けたと言い、「次につながる試合になった」と満足そうな表情。この日のプレーに同監督は「清水戦とは見違える速いアプローチなど、彼の良さが出た試合だった」と目を細めた。期待の新星が今後、ベガルタの柱になる日も近い。【成田光季】



