ホーム盛岡はFC琉球に競り勝ち、今季初連勝で最下位を脱出した。後半ロスタイム、MF林勇介(25)が起死回生の勝ち越しゴールを決め、勝ち点10(2勝4分け7敗)の10位に浮上した。
盛岡が劇的ゴールで2巡目のスタートを飾った。引き分けも覚悟したロスタイム。劣勢の中でカウンター攻撃を仕掛け、相手GKが弾いたシュートのこぼれ球に林が反応。ゴール前に滑り込みながら右足で決めた。今季初得点の林は「ラストプレーかなと思っていた。うまくこぼれてくれた。最後まで走り切った結果」とホームの大歓声を誘った決勝ゴールを振り返った。
前半33分、やはりカウンターでゴール前に持ち込み、今季新加入の右サイドバック木村勝太(26)の移籍後初ゴールで先制した。だが、その後は防戦一方。後半32分に同点ゴールを許し、苦戦を強いられた。課題の残る内容に鳴尾直軌監督(40)は「納得いくゲームではなかったが、チームが成長している姿は感じられた」と前向きに話した。
地域リーグからJ3に飛び級参戦した昨季は東北勢最高の5位。だが今季は開幕ダッシュにつまずき、第9節から4連敗も喫した。最下位脱出にも鳴尾監督は「まだまだ成長の途中。勝てない期間が長すぎたので(今は)順位のことは考えていない。1戦1戦、心を込めてやるだけ」。次節(7日)は今季チーム開幕戦で敗れた福島と再戦する。林は「いいムードのまま巻き返していきたい」と雪辱を誓った。【佐々木雄高】



