浦和FW興梠慎三(28)が、ハイペースなゴールラッシュでシーズン前半を終えた。

 この日は前半21分に先制PKを決め、後半12分にはMF柏木のパスに抜け出してチーム4点目を挙げた。「試合前のウオームアップの時にふと、ああ、今日はPKが来そうだと思っていた。陽介は今季ボランチに下がったので、ラストパスを受けて決める形が少なかった。そろそろ行こうかという話をしていた」と、ともにもくろみ通りだったことを明かした。

 今季はケガで出遅れたが、5月10日の仙台戦で本格復帰して以来、8試合6得点の固め打ち。「ケガしてなかったら、どれだけ取れたのかとも思うけど、それより史上初の無敗優勝のメンバーに名を連ねられてよかった。今日サポーターと喜びを分かち合って、もっとタイトルを取りたいという気持ちが強まった」。リーグ年間制覇、そしてナビスコ杯、天皇杯と、次なるタイトル奪取へ意欲をみせた。