J1横浜とJFLのMIOびわこ滋賀(滋賀代表)の戦いは、1-1で迎えた後半29分、豪雨によるピッチ状況悪化のため中止が決まった。

 ピッチに水たまりができ、ボールが転がらない状況になり、福島孝一郎主審(31)が試合続行を危険と判断し中断を決断。田中佳孝マッチコミッショナーが天候の回復の見込みがないと判断し、中止を決めた。再試合の日程、方法についてはきょう7日のJFA裁定委員会で決定する見込み。

 先制したのはMIOびわこ滋賀だった。前半7分、中盤でパスカットからカウンターに持ち込み、MF村上のシュートで先制。横浜は相手の5バックの守備ブロックを崩せず前半を0-1で終えると、早くも横浜サポーター席からブーイングが沸き起こった。

 後半開始と同時に横浜は仕掛けが持ち味のFW斎藤、MF仲川を投入した。この采配が的中し、後半9分、仲川がエリア内で相手GKに倒されPKを獲得。そのPKをMFアデミウソンがど真ん中に蹴りこみ同点に追いついた。

 以降、雨脚が強まり、水が浮きボールが転がらない状況になり、選手の安全面を考慮し中断、中止が決まった。