神戸は柏に敗れたものの、2戦合計4-3でクラブ初の4強進出を決めた。
元日本代表MF森岡亮太(24)が、クラブ初の4強を決める直接FK弾を決めた。1-3の後半13分。このまま終われば敗退のがけっぷち。約20メートルを右足で決めた。「本当にホッとした。少し距離があったので、スピードを意識した」。その後は全員が柏の猛攻に体を張った。ネルシーニョ監督は「フットボールに勝つには技術だけでなく肉弾戦に立ち向かう覚悟が必要。後半はそれを体現した」。
現場とクラブが一体となった4強だ。7月15日の湘南戦で本拠地ノエスタの劣悪なピッチに、指揮官が激怒。クラブは開催地を神戸ユニバーに変更。この日は朝から陸上の大会があり、当初は午後6時に会場受け渡しだった。だが大会側の協力を得て2時間前倒しの午後4時から設営スタート。クラブ関係者は「非常に助けていただきました」。
三木谷会長が経営に乗り出して12季目。05年に初のJ2落ちした際は「ACLを制覇するまでやる」と強い信念を示している。森岡は「(目標は)優勝です。一番上まで3試合残っている。皆で勝ち取りましょう」。J2降格を2度経験したクラブが初タイトルを視野に入れた。【益田一弘】



