東京Vが0-2で札幌に敗れ、昇格プレーオフ圏内で一番下の6位に後退した。

 4戦勝ち星なしで、ここ7戦では1勝1分け5敗。その前の7試合が6勝1敗だっただけに、急ブレーキがかかった感は否めない。

 この日の先発は平均23・73歳。札幌より約3歳若いチームだけに、昇格争いを経験するのが初めての選手も多い。

 途中出場した44歳のベテランMF永井秀樹は「若い選手にとって初めての経験だけど、負けるとヤバイとか萎縮してもしょうがない。良い意味でプレッシャーを楽しみながらやれば必ず結果はついてくる」と、若手を鼓舞する言葉を口にした。

 冨樫剛一監督(44)も「例えば今日の前半なんかは、より失点を怖がったり、ミスを怖がったりして思い切れない部分があった。自分たちはまだ何も守るものもない。思い切ってやってほしいと思いますし、次のゲームではもう1回躍動感を取り戻してやっていきたい」と、次節10日の岡山戦でののびのびとしたプレーに期待した。