鹿島の第2ステージ逆転優勝が難しくなった。アウェー湘南戦を落とし、広島との勝ち点差が残り2試合で3、得失点差は12に広がった。0-2の後半ロスタイム3分に、MF小笠原の右FKからFW金崎が頭で1点返したが、時すでに遅し。続いた好機をMF柴崎が決め切れず勝ち点1も奪えなかった。

 主力DFの西とファン・ソッコが出場停止。西が敵地まで駆けつけて鼓舞したが、代役の伊東は「勝てなくて非常に悔しい」。無得点のFW赤崎も「広島がこけるとは思わなかったし、得失点差を考えれば負けられなかったのに」と声を落とした。BMWスで鹿島が湘南に負けるのは95年9月30日(当時平塚、1-2)以来20年ぶり。