日本人エースが復活だ。仙台のFW金園英学(27)が、明日7日のアウェー鳥栖戦でリーグ4戦ぶりに戦列復帰する可能性が高まった。5日に行われた紫山での練習でも、はつらつとした動きで好調をアピール。「自分はもう(試合に)出る気でおるんで。あとは(渡辺)監督の判断を待つだけです」と準備万全だ。

 右足甲の負傷も「問題ない」ときっぱり。先月31日の練習試合(ガンジュ岩手戦)では、FW山本と2トップを組み40分間プレーし「痛みなくしっかり調整できた」と実戦テストもOK。今日6日の前日練習で最終調整をクリアすれば出場の可能性は十分にある。「前節は前日のシュート練習で無理なボールに飛び込み足を痛めたので、今回はむちゃせんようにやります」と笑顔で話した。

 第1Sの鳥栖戦は2ゴールを奪う活躍でチームの大勝に貢献した。しかし「あのゴールは忘れました」と気持ちを向けるのは目前の一戦だけ。「泥くさくプレーして勝ちに貢献したい」と“ゾノらしさ”全開で、がむしゃらにゴールを狙う。互いに残留は確定済みだが「相手はアウェーで僕らに負けてる分、勝ってやろうという気持ちで向かってくる。そこを逆手にとって勝機を見いだしたい」。心は熱く頭は冷静に-。戻ってきたエースはチームのために戦い続ける。