猛反省の45分-。J2札幌FWヘイス(26)が18日、熊本・大津町総合運動公園球技場でのJ3大分との練習試合に出場した。FWで前半45分プレー。初めて主力メンバーの中に入って出場し、ヘディングで決定機をつくるも無得点に終わり「まだまだトレーニングが足りない」と自らダメだしした。体の強さと、ゴール前への入り方に関しては高い能力を発揮も、守備の連係面で課題を残した。
ヘイス自身が一番、不満足だった。「モアモア、トレーニングだよ」。攻撃面で能力は十分に発揮したが、試合後、真っ先に口にしたのは、反省の言葉ばかりだった。「個人として厳しい内容の45分。試合勘がなく、良くなかった」。真摯(しんし)に振り返り、課題修正への意欲を示した。
14日の追手門学院大戦は、ブルーノ・クアドロス・コーチが付きっきりで、細かく前線の守備を指示したが、この日は公式戦を想定し、2トップを組んだ相棒都倉を中心に、チーム内で操縦。だが、主力組での初陣とあり出足が遅れ、オートマチックにボールを追うことはできなかった。前線でボールを引き出すという四方田監督からの宿題も、及第点には届かなかった。
だが、天才は資質の高さを感じ取っていた。初めて一緒に実戦出場した小野は「まだ100%じゃないけど、素晴らしいものを持っている」と言った。前半4分、MFマセードの右クロスをファーサイドからヘディングシュート。ゴール上に外れたが、競り合った相手DFをはね飛ばした。同21分、再びマセードが右サイドを駆け上がると、斜めにゴール前に進入。マークを外し、フリーでのヘディングシュートはゴール右に外すも、流れは、極めてスムーズだった。
「自分のミス。あんないいボールを外してはいけない。次はゴールに入れる」。18歳からオランダの名門PSVで、もまれてきた男だ。コンディションを上げ、本来のシュート精度を取り戻せば、決定率を上げるだけの力は秘めている。
四方田監督も「大分が前からプレスに来ていたこともあり、うまくボールを引き出すことができなかったかな。もっと動けるようになれば、日本のサッカーの速さにも対応できる」と伸びしろを期待。熊本合宿初日の10日に合流後、状態は日増しに上がっている。21日の最終実戦までにチームとしての連動性を高め、ハンターの能力を、最大限に引き出す。【永野高輔】



