J2清水の小林伸二監督(55)が、明日20日のホーム札幌戦を想定した「高さ対策3カ条」を示した。18日、静岡市内で臨んだ完全非公開練習後に解説。札幌の先発7人が身長180センチ以上の選手になることを想定し<1>自陣でのCKを少なくする<2>エリア付近でのファウルに注意する<3>積極的な守備でパスの出どころを防ぐ、との3点を挙げた。

 前節のスタメン11人で札幌との平均身長を比較すると、清水が5センチ下回る。高さでは劣勢が予想され、同監督は「選手全員が警戒しなければ難しくなる」と分析。自陣で安易なファウルを避け、簡単にCKを与えないことが失点を防ぐポイントになりそうだ。

 相手の長所を消すため、前線からハイプレスをかけてロングボールを出させないことも鍵になる。GK西部洋平(35)も「まず、自分たちがボールを持つ時間を長くすることが大事。相手が無理やり蹴ってきても冷静にやりたい」と強調する。逆に攻撃面ではセットプレーが複数パターン用意され、今日19日の前日練習で試す模様。指揮官は「大きい選手が多いが、隙はある。そこをついていきたい」と明かす。“札幌山脈”を攻略し、今季ホーム初勝利につなげる構えだ。【神谷亮磨】