新潟が福岡を1-0で下し、リーグ戦では開幕戦以来の白星を挙げた。ナビスコ杯鳥栖戦(1○0、3月27日)に続く公式戦2試合連続無失点勝利になった。前半41分、MF田中達也(33)のリーグ戦2試合連続のゴールで先制すると、集中した守備で最少リードを守り切った。
レベルファイブスタジアムを覆う青空に向かって、MF田中が右手の人さし指を突き立てた。そのまま両手を広げて笑顔を見せた。おなじみのゴール後のパフォーマンスに、アウェー側スタンドのサポーターから歓声が上がる。
第4節柏戦(3月19日)に続く田中のリーグ戦2試合連続ゴールが決勝点になった。前半41分、左サイドからDFコルテース(29)がロングスロー。それをFW指宿洋史(25)がヘディングで落とす。「指宿のこぼれ球を狙っていた」。田中は予測通りにこぼれたボールを、ジャンプしながら右足で押し込んだ。
13年に浦和から移籍し、これが新潟でのリーグ戦通算7得点目。試合を決めるゴールはこれが初めてだ。「ここ数週間、かなりのスピードで成長している。堂々と結果を出してくれた」。吉田達磨監督(41)は好調さを買ってスタメン起用。勝負強さに、良好なコンディション。33歳のベテランが尽きない伸びしろを感じさせて、期待に応えた。
守備面ではチーム全体が成長の跡を見せた。鳥栖戦に続いて公式戦2試合連続無失点。福岡はここまでリーグ戦、ナビスコ杯を合わせて7得点のうち、セットプレー絡みで6得点している。その相手にコーナーキックを1度も与えなかった。柏戦ではサイドのクロスから2失点したが、その課題も解消。コルテース、DF小泉慶(20)の両サイドバックを軸に、厳しいマークでサイドを崩させない。福岡に効果的なクロスをほとんど入れさせなかった。
攻守がかみ合ってのリーグ戦2勝目。「僕らは挑戦者。これからも1つ1つ成長していくだけ」。気を引き締めるように言った吉田監督の言葉には、自信がみなぎっていた。



