浦和MF武藤雄樹(27)が、プロレスラー武藤敬司(53)と試合直前に“電撃合体”した。3日、ACL浦項戦のキックオフ1時間半前、浦和の武藤がVIP駐車場で、プロレスラー武藤を出迎え。背番号9と名前入りのレプリカユニホームを手渡し、会場へと案内した。

 2人はツイッター上での交流から、昨年6月にプロレスラー武藤が公認する形で、浦和の武藤がゴール後にLOVEポーズを披露。今年に入り、4月には浦和の武藤がW-1後楽園大会に招待された。

 そのお返しという形で、今回プロレスラー武藤の埼玉スタジアム初来場が実現した。浦和の武藤は戦術上の理由から、3月2日浦項戦以来のベンチ外。「ゴールからのLOVEポーズのイメージはできていたんですが…」とわびると、プロレスラー武藤は「チームの方針だから、仕方ないよねえ」とうなずいていた。

 ちなみに身長188センチ、体重110キロのプロレスラー武藤には、XXXLという特大サイズのレプリカユニホームが準備された。手配したスタッフは「ほとんど売れる可能性がないサイズなので、ないだろうと思っていたのですが、公式ショップの倉庫に1着だけありました。なにか2人の間の運命的なものを感じます」と証言した。

 2人で並んでVIP入り口に向かう姿を見つけたサポーターからは、一斉に「ムトー!」と掛け声がかかった。プロレスラー武藤は「おいおい、どっちのムトーだよ!」とノリノリで応じて、サポーターを喜ばせていた。