昨季のチャンピオンシップ決勝カードは、G大阪に軍配が上がった。広島に敵地で3-1の完勝。

 前半からG大阪が攻め込んだ。同10分に左CKを獲得。キッカーのFW宇佐美がFWパトリックの頭へピタリと合わせるボールを蹴るが、惜しくもDFに阻まれた。すると同23分。MF遠藤がファウルを受け、素早いリスタートから宇佐美へパス。宇佐美が中央で崩し、パトリックとつないで最後はFWアデミウソンがGKとの1対1を冷静に決めた。

 広島は前半終了間際、ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾ったFWウタカがGKとの1対1でシュートを放ったが、GKの真正面でキャッチされてしまった。

 後半に入ってもG大阪が攻勢を見せ、決定機を演出する。同19分にMF倉田が得意のドリブルで突破。右サイドからゴール左に流し込み、今季初得点で追加点を奪った。

 さらに同37分。途中出場のFW長沢が相手GKの頭上を越すループシュートを放ち駄目を押した。

 広島は後半ロスタイムにウタカが1点を返すのが精いっぱいだった。G大阪は今季2度目の2連勝。広島は3試合ぶりの黒星となった。