仙台のMF水野晃樹(30)が、明日25日のファーストステージ最終節アウェー磐田戦に先発出場する可能性が高まった。MF野沢と富田が、負傷のため磐田戦を出場回避する見込みで、水野は23日の紅白戦2本では主力組の右サイドハーフに入った。スタメンに名を連ねれば、リーグ戦では11試合ぶり。5連勝もかかる区切りの一戦を前に「ここで勝てるかどうかはすごく大きい。チームとしても個人としても大事なゲームになる」と力を込めた。

 戦いの舞台となる静岡は、高校まで18年間を過ごした「ホーム」。敵地ながら「親も見に来るかもしれないし、静岡だからね。人生の多くの時間、サッカーをした場所で負けるわけにはいかない」。雨が降りしきる中での練習を終えると「試合当日も雨予報だから、今日は良い練習になった。FWハモンに合わせられるよう、そして走りまくって勝てるよう全力を尽くす」と笑顔で話した。【成田光季】