DF西村竜馬(23)が2試合連続出場とチームの今季初の2連勝を目指す。新潟は今日13日の第2ステージ(S)第8節、甲府と山梨中銀スタジアムで対戦する。西村はリーグ戦初出場で無失点勝利を記録した前節神戸戦に続き、センターバックでスタメンの可能性が出てきた。同ポジションは競争が激化。その中で結果を出し、定位置をたぐり寄せる構えだ。

 自信は立ち居振る舞いにも表れる。甲府戦に備えた今週の練習。西村は実戦形式のメニューで、開幕からフル出場を続けるセンターバック大野和成(27)とコンビを組むことがほとんどだった。周囲の選手に積極的に指示を出し、体をぶつけるハードな守備を連発。「体を張るのが僕の仕事。甲府戦で出番がきたら、持ち味を100%出し切る」。それがチームの今季初の連勝達成に役立つと信じている。

 前節神戸戦、プロ5年目でリーグ戦初出場初スタメン。1-0の勝利に貢献してマンオブザマッチにも選ばれた。12年から4年間、期限付き移籍をして実力を磨いた成果が出た。ただ、「僕のミスをカバーしようと、周囲の選手が支えてくれたおかげ」と、神戸戦がベストプレーだとは思っていない。「ロングボールの競り合いで、ボールに触れないときがあった」と反省だけを口にした。

 吉田達磨監督(42)も「若いし、簡単には褒めない。神戸戦でも競る場面で競っていない」と手厳しい。一方で、「新しい力が出てきた。臆することなくプレーしている」と評価する。新潟のセンターバックは激戦区だ。大野と、神戸戦は体調不良で西村にスタメンを譲った舞行龍ジェームズ(27)に加え、安定した守備をみせる増田繁人(24)もいる。西村はそこに加わりつつある。「先輩たちにとって怖い存在になるチャンス」。甲府戦は真価が問われる一戦になる。

 新潟ユース時代からのチームメートで、急性白血病で治療中のDF早川史哉(22)から、無料通信アプリ「LINE」でメッセージが届いた。「竜馬の(神戸戦の)プレーを見て、俺も試合がしたくなった」。最高の励ましを受けた。「僕が勇気づけなければならないのに、いつも史哉から力もらっている」。友の期待にこたえるプレーをと誓っている。【斎藤慎一郎】